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軽井沢エルツおもちゃ博物館
- 営業期間 3月〜1月上旬
- 営業時間 9:30〜17:00(7〜9月は〜17:30、12〜1月は10:00〜16:00)
- 休業日 火曜
- 料金 大人600円、中・高校生400円、小学生300円
- 住所 長野県北佐久郡軽井沢町風越公園193
- 電話番号 0267-48-3340(ムーゼの森)
ドイツとチェコとの国境を成しているエルツ地方は、1168年西部での銀の発見に続き、14世紀に中・東部でのすずの発見により、鉱物採掘の中心地として発達してきました。しかしその繁栄も世界経済の流れの中で17世紀には衰退に追いやられます。やがて坑夫たちは他の仕事で生計を立てなくてはならなくなります。そこで考え出されたのが、森に豊富にある木を利用しての手工業だったのです。こうして生み出された木のおもちゃたちは様々なモチーフでデザインされ、エルツ地方の代表的な工芸品になりました。
エルツおもちゃ博物館・軽井沢では、旧東ドイツ・エルツ地方に伝わる木工おもちゃを蒐集・展示しています。300年以上の歴史を持つおもちゃは、職人たちによって生み出され、伝統工芸として高い評価を得ています。ドイツの森で生まれた文化を、西欧の香りあふれるここ軽井沢でご紹介します。
エルツ地方はチェコとの国境付近に位置する山岳地帯で、グリューンハイニヒエンやザイフェンなど周辺には幾つかのおもちゃの村が点在しています。 ザイフェンはその中心に位置する村で、昔豊富な鉱物資源に恵まれ、古くから錫の鉱山として知られてきました。ところが封建君主の圧制と、厳しく長い冬、山岳地帯のため他の産業が栄えない環境があいまって、人々の暮らしは大変苦しいものでした。
さらに、鉱物の枯渇によりいっそう生活を圧迫し、身売りや住居の転出など、まさに貧村地帯の様相を呈していました。そのような中、村民の生活の知恵から生まれてきたのが、菩提樹やブナなどの木を使った手工芸おもちゃたちなのです。
当初は、鉱山に使った様々な道具を改良しておもちゃを作る道具に使い、また、少ない資源から効率的に生産することも生活の中から学びました。動物の形をバームクーヘン状につくり、それを裁断して同じ形のおもちゃを作る「ライフェンドレーエン」の製作方法は、それらの代表的なものです。この木のおもちゃたちは、一品ごとに丹念に製作される手工芸品で、その繊細な仕上がりと質の高さはドイツ国内はもとより海外においても高く評価されています。
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